Fantic(ファンティック)が2019年4月より国内販売されます。
その中でも似ている「Scrambler(スクランブラー)」と「Frat Track(フラットトラック)」の違いについてご紹介します。

Fantic ScramblerとFlat Track
見た目では何が違うの?
まずは見た目から。。スクランブラーとフラットトラックの違いは画像で見れば一発です。

Fantic Scrambler 250

Fantic Frat Track 250
上記画像から「ホイール・タイヤ」「タンクの色」「カウル(フェンダー)」「シート」「ウィンカー」が違うことはわかります。逆に言えばそれ以外は同じに見えますね。
スクランブラーとフラットトラックで共通する部分
スペックからわかるスクランブラーとフラットトラックでの共通部分はこんな感じ。
方式:SOHCの4バルブエンジン
始動:セル
ギア:6速
クラッチ:湿式多板クラッチ
排気システム:デュアルエグゾースト by ARROW
フレーム:クロムモリブデン鋼 中央チューブフレーム
スイングアーム:スチール製可変セクションプログレッシブリンク
ホイール:ブラックアルミニウム
ABS:コンチネンタル製 2チャンネルABS
フロントサス:FANTIC FRS ø41mm upside down
フロントサス長:150mm
リアサス:FANTIC FRS, rebound damping regulation
リアサス長:150mm
シート高:820mm(オプションシート840mm)
ホイールベース:1425mm
燃料タンク:12l
ほぼ同じです。
スクランブラーとフラットトラックでの一番の違いはホイールサイズ
エンジンやフレームなどのパーツはスクランブラーとフラットトラックは同じですが、大きな違い1つだけあります。
それは「ホイールサイズ」です。
・スクランブラー:フロント19インチ、リア17インチ
・フラットトラック:フロント・リアともに19インチ
これらは「スクランブラーでの最適なホイールサイズ」と「フラットトラック(ダートトラック)での最適なホイールサイズ」の違いです。
ホイールが大きい方が一般的に走破性が高くなるため、「フラット・トラックの方がオンロード寄り、スクランブラーの方がオフ寄り」と言えます。ただ車高が高くなったり、これらはタイヤに何を履くかや乗り手・走る場所によって異なります。
用途やスペックではなく、「どっちが欲しいのか?」を信じて選んだ方が良さそうです。
まとめ
Fanticのスクランブラー・シリーズとフラットトラック・シリーズの違いについて調べました。

この二種は基本同じエンジン・フレームで同じパーツ構成です。
一番大きな違いはリアホイールが17インチか19インチという点。あと外装とシートが違うので印象がかなり違います。
ホイールサイズの違いはオフロード性能にも直結しますが、それ以上にスタイリングが全く異なります。
「バイク旅の原点であるスクランブラー・スタイル」か「バイクレースの原点であるフラットトラック・スタイル」かのどちらが好きなスタイルなのか、で選ぶのが幸せな選び方と言えるでしょう。
お値段はどちらも同じ。心に響いたバイクを選びましょう。