こんにちは。2代目カズートです。
今回はネットの人企画で、初のロードレーサーにインタビューです!
今回インタビューしたのは、現在筑波サーキットをメインにロードレース参戦中のまひろさん(@mahiro_17_)です。
彼女の発信ツールはTwitter。正直「ネットの人」という括りは適切ではないような気もしますが、とりあえずスルーでお願いします。
そして皆さん、先に謝っておきます。誠に申し訳ありません。なんと彼女は17歳の現役JK(女子高生)なのです!初インタビューがJKということで、筆者も非常にワクワ… ゴホン! 緊張していたのですが、とっても楽しむことができました!現在参戦中のレース・CBR250RR DREAMCUPのことをはじめとして、レースを始めたきっかけやレース歴まで、詳しく、詳しく、それは詳しくインタビューしてきました。それではどうぞ。
[the_ad id=”5908″]目次
まひろさんってどんな人?
まひろさんは現在17歳の高校3年生。所謂JK(女子高生)です。

実にイマドキ女子高生!といった一枚
普段はこんな感じでフツーのかわいい高校生ですが、その裏の姿はなんと

サーキットで膝を擦りながら100km/h、200km/hの世界で競いあう、ロードレーサーなのです!
今シーズンはライダースサロン横浜というチームから、筑波選手権 CBR250RR DreamCupに参戦中。開幕戦では3位。つい先日行われた第2戦では惜しくも2位と、連続で表彰台を獲得した実力者なんですよ。それでは、早速インタビューに入っていきたいと思います!
CBR250RR DreamCup
ーーまずは、CBR250RR DreamCupがどのようなレースなのか教えて下さい!
まひろさん:ホンダのCBR250RRという車輌を使用した、レースを始めたい人の為のエントリークラスという位置付けになっています。そのため、車両はかなりノーマルに近い状態なんです。様々なショップが、コンプリートマシンというレース専用車両を販売していて、そのままレースに出ることができるようになってます!
ーー出費が抑えられることは魅力的ですね!まひろさんのマシンもほぼノーマルのままなんですか?
まひろさん:いえ、実際はもう少しだけカスタムしてます。リアサスペンションを変えて、タイヤをワンメイク(※)のものにして、季節や天候に合わせて燃調(※)を変えるくらいですけどね。
※
ワンメイク:レースに指定されたパーツ。これを使わないと出場できない
燃調:一定量の空気に対して燃料を噴射する比率。空気の量は同じでも、季節や天候によって空気中の成分が変わるため、ベストな燃料比は異なる。
CBR250RR DreamCupは、現在はほとんどのサーキットでCBR250R/RR DreamCUPという形で、2クラスが混走で争われる形となっています。どちらのクラスも、比較的安価で、使い切れるパワーというエントリー層に嬉しいポイントが揃っています。250Rカップではビギナークラスを設定しているところもあり、さらに参入しやすいレースになっております。
今シーズンの予定
ーー今シーズンのレースは、筑波選手権だけなんですか?
まひろさん:いえ、実は、今週末に行われるもてぎロードレース選手権にスポット参戦するんです。(※)
ーースポットというと、この一戦だけということですか?
まひろさん:はい、もてぎロードレース選手権に参戦するのは今回だけなんですけど、実は理由があって、、、中村エンジン研究所というチームからお誘いいただいて、今年度のもて耐(※)に出場するので、その予選通過のシード権(※)を狙って出場するんです。
※
インタビューは5月13日に行われました!
もて耐:もてぎ7時間耐久ロードレース
シード権:予選を無条件で通過できる権利

もて耐に向けてツインリンクもてぎで練習するまひろさん
ーーお!もて耐に出るんですね!ちなみにシード権の条件は?
まひろさん:優勝です(笑)
ーー優勝できそうですか?
まひろさん:う~ん。そうですね。。。 最近よく練習させてもらってますし、調子もバッチリなので、当日に実力を出せさえすれば行けると思います!
ーーそれは楽しみですね。頑張って下さい!
NEO STANDARDとは、もてぎロードレース選手権でのみ開催される、あらゆる人々がレースを楽しめるように設計されたクラスです。その最大の特徴はタイヤ制限。性能の低いバイアスタイヤの使用が義務付けられています。ちなみにまひろさんはこのタイヤで2分28秒を出すそうです。因みにハイグリップラジアルタイヤで走ると、まひろさんは3~4年前に既に24秒台を出していたそう。恐るべし!
(ちなみに筆者はほぼ同条件で1年頑張ってやっと28秒。バイアスタイヤのまひろさんとなんとか戦えるレベル。。。)
今年のもて耐は、まひろさんのチーム、中村エンジン研究所に注目です!
ーーそうすると、今年は筑波選手権に加えて、もてロー1戦、もて耐ということになるわけですね。ズバリ、目標は?
まひろさん:CBR250RR DreamCupの、全国大会に出場することです!
全国大会・・・CBR250RR DreamCup グランドチャンピオンシップ
全国のサーキットで開催されるCBR250RR DreamCUP エキスパートクラスにおいて、ポイントランキング上位のライダーのみが出場できるレース。今年度は11月30日・12月1日に、鈴鹿サーキットにて開催予定となっております。
レースを始めたきっかけ
ーーレースを始めてから、どのくらいになりますか?
まひろさん:今年で、10年目になります。
ーー10年!とっても長いですね。きっかけはテレビ番組だったとか?
まひろさん:そうなんです!正直、内容は詳しく覚えてなくて、女性レーサーの特集だったってことと、そのとき食べてた晩御飯しか覚えてないんです…(笑) 丁度家族で晩御飯を食べているときにそのテレビを見ていて、すぐに父に「あれがやりたい」と頼み込んだのを覚えています。
ーー女性レーサーの特集ですか!今ではなかなかテレビも見かけないと思いますが… ところで、きっかけがテレビということは、もしかして典型的な「バイク家族」ではなかったのですか?
まひろさん:そうなんです!父も母も、バイクに興味すらなくて、、、
ーーそれはなんと。。。ご両親、よく乗らせてくれましたね!
まひろさん:ですよね。実は、テレビを見た日から3日3晩わめき続けたんです。。。(笑)
ーーなるほど。粘り勝ちですね! 当時は何か他のことはやっていなかったんですか?習い事とか。
まひろさん:一応ピアノを習っていたんですけど、どっちかというと母にやらされていた、という感じが強くて…だから、バイクが初めて自分からやりたいって言ったものなんです。
ーー何がそこまでまひろさんを引き付けたと思いますか?
まひろさん:うーん、なんでしょうね… あんまり考えたことなかったですけど、その時はとにかくその女性レーサーがキラキラ輝いて見えて、私もこんな風になりたい!って思ったのを覚えてます。
ーーまあ、確かに。 子供のころに持つ憧れって言葉にしようもないものなんですよね。ところで、初ライドは覚えてますか??
まひろさん:もちろん覚えています!千葉北ポケバイコースと言うところで、体験試乗用のポケバイ(※)に乗ったんです。
※ポケバイ・・・約30ccほどのエンジンを積んだ、極小のバイク。高さ50cm位。

ポケバイに乗るまひろさん。真っ赤なスタイルが決まってます
まひろさん:走り始める前に、当日来てた他の子供たちがものすごい勢いで走ってるのを見て、物凄く驚いたんです。でも、なぜか自分にもできるって思って、走り始めたんですが…
ーー実際、乗れましたか?
まひろさん:それがもう全然で!(笑) 他の子達にビュンビュン抜かされて… 全く曲がれないし…それで、スゴく悔しい!って思ったんです。
ーー「ダメだ」とか「怖い」ではなく、「悔しい」
まひろさん:そうなんです。実は父は「一回乗せたら怖がって辞めるだろう」と考えていたそうなのですが…(笑)
ーーお父様、見事に予想を裏切られたんですね!
まひろさん:はい(笑) その初乗りの後直ぐに「あれを買ってくれ!」と父にお願いしまくって、確かその日のうちに購入手続きを済ませてもらっちゃいました(笑)
「鉄は熱いうちに打て」と言いますから、まひろさんの熱が覚めないうちにバイクを買ってあげたことが、今のまひろさんの強さに繋がっているのかも… と感じました。何事もタイミングが重要ですからね。世の親御様、覚えておいてください。テストに出ますよ。
まひろさんのレース歴
ーーその後はどんなマシンやレースを経験してきたか、教えて下さい!
まひろさん:しばらくポケバイに乗った後、ミニバイクにステップアップしました。マシンはNSR50です。12歳になるシーズンからロードレースに出られるようになるので、それからはCBR150Rでレディースロードレース選手権や、ST150というクラスで走りました。

NSR50を駆るまひろさん
何年か後はCBR250RでDREAMCUPに参戦し始め、続けてホンダの純レーサーであるNSF250Rに乗りJ-GP3クラスにも参戦しました

CBR250Rに乗るまひろさん
そして昨年から、今も乗ってるCBR250RRに乗り始めました。昨年はJP250クラスに参戦しましたが、今年はDreamCUPにクラス変更してます。
まひろさんのレース歴まとめ
ポケバイ
↓
NSR50(ミニバイク)
↓
CBR150R
もてぎロードレース選手権:ST150、レディースロードレース
↓
CBR250R
もてぎ・筑波選手権:CBR250R DreamCup もてぎ:レディースロードレース
↓
NSF250R
もてぎ・筑波選手権:J-GP3
↓
CBR250RR
筑波選手権:JP250
↓
現在
筑波選手権 CBR250RR DreamCup
ーーさすがに、10年ともなると実に様々なマシン・クラスを経験されてますね。失礼かもしれませんが… J-GP3クラスの後、クラスを落としたのはどうしてですか?
まひろさん:それは…単純に「無理だ」と思ったからです。
ーー勝てない、という意味ですか?
まひろさん:そうですね。GP3クラスではほんとに学ぶことが多くて、私自身スゴく成長出来ました。でも、他の若い選手達の成長速度が圧倒的すぎて、全くついていけなかったんです。そのうちに、なんかとても情けなくなってきちゃって、レースを楽しめていない自分に気がつきました。私はこんな思いをするためにレースをしてるわけではないと考えて、楽しめるクラスに行くことに決めたんです。

NSF250Rで争われるJ-GP3クラス 黄色い三連星?
楽しむためにレースをしている、というのがまひろさんのスタイル。勝利を目指すのは勿論ですが、楽しむのが大前提!
初めてのレース
ーー初めてのレースは覚えてますか?
まひろさん:いや、それが…実はあんまり覚えてないんですよね~(笑)
ーーええ!初レースってめちゃくちゃ印象に残りませんか?僕は一生忘れられそうにないですけど…
まひろさん:普通はそうだと思うんですけど、なぜかほとんど覚えてないんですよね~。確かポケバイの模擬レースだったはずですが。(笑)
ーーそれでは… 覚えてる最古のレースを教えて下さい!
まひろさん:それならあります!初めてロードレースに挑戦した年の最初のレースで、遅すぎて予選落ちしたんです。台数漏れじゃなくて、120%以内(※)のタイムが出せなかったんです。
※
120%・・・ほとんどのロードレースでは、予選で記録された最速タイムの120%が足切りの基準タイムになっており、そのタイムを下回ると、例え参加台数が予選通過台数を下回っていたとしても予選落ちしてしまう。

初めてロードレースに参戦したマシン:CBR150R
まひろさん:本当に驚いてしまって…悔しいとか、情けないとかいう感情ではなく、ただただ驚きでした。
ーーまひろさんにもそんな時代があったんですね! 練習では良いタイムが出てたのですか?
まひろさん:いえ、練習でも遅いことは遅かったんですけど、予選通過できないほどではなかったです。多分緊張しすぎたんだと思います。
ーーわかります。わかりますその緊張。僕も初めてレースに出たときは人生で一番ドキドキしました。すると結局そのレースは予選で終わってしまったんですか?
まひろさん:いえ、嘆願書(※)を出して決勝も走らせてもらいました。結果は、1台だけ抜かして、下から2番目だったと思います。すごく悔しかったのを今でも覚えています。
※
嘆願書・・・レースにおいて予選を通過できなかったが、本来は決勝を走れる実力があることを理由に、決勝を走らせて貰えるようにお願いする届け出のこと。
ポケバイ、ミニバイクと経験を積んでいたまひろさんでさえ、初めてのロードコースでのレースでは緊張のあまり実力を出しきれなかったんですね。でも、まひろさんはこのときの悔しさをバネにして今のレベルまで登ってきたんだろうと、話してて感じました。
辞めたくなったことは?
ーーレースをしてて、辞めようかと考えたことはありましたか?
まひろさん:2回ありました。ミニバイク乗り換えた頃と、11歳のロードレースに参戦し始めた年です。
ーー何か理由などはあったんですか?
まひろさん:特にこれってものがあった訳じゃないんですが、2回とも、周囲の人たちが応援してくれてるのに全然結果を出せないことをすごく気にしちゃってたみたいです。応援をプレッシャーに感じていました。
ーーなるほど、ありがちな状況ですね。立ち直るきっかけはありましたか?
まひろさん:始めた頃から今でも面倒を見てくれているメカニックの人がいるんですけど、その人はずっと応援し続けてくれていて、「あの人の期待に応えたい。」という気持ちが、辞めるのをとどめていたと思います!
母は、「そんなにつらいんなら辞めちゃえば?」なんて言って、結構ドライだったんですけど。(笑)

いつも明るいまひろさんにも、辞めようかと迷ったときはあった
ーーメカニックさんが信じ続けてくれてたんですね。愚問かとは思いますが、続けててよかったですか?
まひろさん:もちろんです!辞めてたらどうなってたかなんて考えられないですね。
10年もやっていたら当然辞めたくなる瞬間ってありますよね。そんなとき、まひろさんのメカニックさんのように、信じてくれる人が居ると、踏みとどまれることってありますよね。
ちなみに、お母さんって、こういう時はいつだってドライな気がしませんか?(笑)
[the_ad id=”5908″]練習について教えて下さい!
ーー筑波選手権に出場しているということですが、普段から筑波サーキットをメインに練習しているんですか?
まひろさん:そうですね。筑波も走るんですが、普段の練習は他のサーキットも多く使います。一番多いのは桶スポで、イベントで使えないときにはトミンや秋ヶ瀬、オフロードビレッジを使うこともあります。
まひろさん:実は、私が筑波選手権で使っているマシンはチームから借りているリース車両なので、あまり自由に練習では使えないんです。なので、普段は自分のバイクで練習することがほとんどですね!筑波サーキットで走るのは、レースの前日にある特スポと、行ければその1週間前の週末に1日なので、あまり多くないんです。正直もっと走りたいですけど…(笑)
※
特スポ・・・特別スポーツ走行レースで走るライダーのみが走れる走行日。普段の練習日よりも格段に高レベルなので、これだけでも一見の価値あり!
ーーお、桶スポですか!とっても練習になりますよね。僕も大好きです。初めて走ったときは疲れすぎて帰れないかと思いました。
まひろさん:めちゃくちゃ疲れますよね(笑) 私もあのコースは一番練習になると思っているので、使えるときはなるべく使うようにしてます!

桶川スポーツランドでの練習:CRF250R
ーーオフロードビレッジも使うんですね。モトクロスをするんですか?
まひろさん:いえ、フラットトラック(※)をやってます。
※
フラットトラック・・・フラットで硬めの土でできたオーバルコースで行われるレース。専用の競技車両にはフロントブレーキが付いていない。

フラットトラックを練習するまひろさん
ーーフラットトラックですか! 実は僕もすごく興味があって… 詳しく教えてください!
まひろさん:フラットトラックは本当におすすめしたいです。中学1年生のときに始めたんですけど、それからバイクの乗り方が本当にわかるようになってきたと言いますか… とにかく上手くなれるんです!私はホンダのCRF100というバイクに、フロントはブロックタイヤ、リアはDUNLOPのTT900というタイヤに、自分で溝を掘って履かせています。走行料金は3000円/1日(女性)ととても安いので、敷居はそんなに高くないと思います!
ーー思ったより簡単に楽しめそうで、ますますやりたくなってきました。
まひろさん:ほんとにオススメですよ。ただ、私の乗ってるCRF100は既に生産終了してしまっているので、中々手に入らないと思います。ぜひ他のバイクで検討してみてください!
ーー練習頻度はどのくらいなんですか?
まひろさん:基本的に父がお休みなので、毎週日曜日は練習します。土曜日も行ければ行きます。ほんとはもっと練習したいんですけど…
レースが行われる筑波サーキットでの練習はあまり出来ない環境の中で、工夫して練習しているまひろさん。優勝争いができる実力の裏には、こうした不断の努力があるのですね!
レースといえば… アレが心配
ーー今まで大きなケガをしたことはありましたか?
まひろさん:一昨年(2017)年の11月に初めて骨折しました。桶川の最終コーナー侵入でフロントから転んでしまったのですが、その時にバーエンドと地面に手を挟まれちゃったみたいで、右手の人差し指・中指・薬指が一気に折れました。(笑)
ーーうわあ痛そう…
まひろさん:転んだ瞬間に「あ、これは折れてる」って分かりました。私それまで骨折したことなかったんですけど(笑)
帰りの車のなかでは痛くて暴れてました。指って特に神経が多いらしくて、あの痛みは今でも覚えてます。
レースをする以上、何かしらのケガは付き物です。そこは覚悟しましょう。ただし、本人の意識次第でその確率を減らすことはできるはずですから、オートバイの特性をよく理解し、自分の技量を見極めながらトライして行く必要がありそうですね!もちろん安全装備も必須です。
公道でもレースでも“生きて帰ること”が大前提なのは変わりません。
悩みは…背が低い!?
ーー今、悩みとかってあったりしますか?
まひろさん:背が低いのが悩みです…
まひろさん:他の選手に比べると、バイクの上で動ける範囲が全然違うんですよ。だから、“もっと動けたら…”といつも思ってしまいます。
ーーなるほど。でも、背が低いということは体重も軽いですから、メリットでもあるのでは?
まひろさん:それはそうなんですが、他にも足が地面に届かないっていう問題があって…
どちらかというとこちらの方が深刻なんです。ウォームアップラップが終わってからスタートまでの間、立ちゴケしそうで毎回ヒヤヒヤするんですよ!だからできるだけ最後にグリッドにつくようにしてるんです。…っていうのもあって、今はメリットよりデメリットのほうを強く感じてしまいます。
ちなみに他の人に比べてハンドルの角度、かなり狭くなってます。(笑)

スタートの瞬間。まひろさんが大きく左に寄ったポジションをとっているのが分かるだろうか
ーー身長はまだ伸びてますか??
まひろさん: … いえ、6年前にもう…
ーー大変失礼いたしました。
走り出してしまえば他の追随を許さないまひろさん。一番心配なのはまさかのスタート前という、ちょっと意外な悩みごとでした。
公道は走る?
ーー免許は持ってるんですか?
まひろさん:いえ、まだ持ってないです。今年中にとろうと思ってるんです!
ーーなるほど、乗りたいバイクはありますか?
まひろさん:CBR1000RRです。
ーーいきなり大型ですか!
まひろさん:はい(笑) このバイクにはいつか必ず乗りたいんですけど、サーキットだとどうせパワーをもて余して乗れないので、逆にゆっくりツーリングとかしてみたいんです!
バイクにゆっくり乗ったことがないまひろさんも、ツーリングには憧れるんですね♪まひろさんがその辺の道をトコトコ走るようになるとは… 非常に楽しみです!そのときにはまたインタビューさせていただきたいところ。
それにしてもまひろさん、完全にホンダ党ですね。(笑)
レースの魅力は、
ーーまひろさんにとって、レースの魅力とはなんですか?
まひろさん:“非日常な世界”ですね。自分はする側だけど、周りの人には普通じゃないって言われるし、自分でもそう思います。普通の人が絶対に体感することのない速度域で競い合う。命を走らせてる感がすごいです!
ーーううーん。めっちゃわかります…逆に、大変なこととか、辛いことってありますか?
まひろさん:特にないです!いっつも楽しくて。ただ、強いてあげるとしたら、雨の日ですね。走るのも、見るのも、準備や片付けも、全て面倒になります(笑)
ーーそれもすんごいわかります。ちなみに雨のレースは得意ですか?
まひろさん:まあ、苦手ではないですよ!

土砂降りの中でもレースは行われます!
“非日常な世界” これはバイク乗りなら共通して分かってくれる感覚なんじゃないかと個人的に思っています。騙されたと思ってレースを見に来たり、サーキットを走ってみたりしてみませんか??
将来の夢
ーー将来の夢というか、何か目指してるものとかはありますか?
まひろさん:特にはっきりしてる訳じゃないんですけど、いまのところ、高校卒業後はホンダ学園(※)に進学して、整備士の免許を取りたいなと考えてます。レースでどこまで行けるかはわからないですけど、将来は2輪4輪問わず、メカニックとしてモータースポーツに関わっていきたいと思ってます!
今から将来のことまで考えているなんて、非常にレベルが高いです。小さい頃からバイクに触れて、乗って、そしてこのインタビューで感じた高いコミュニケーション能力を持っているまひろさんなら必ず優秀なメカニックになれると思います!
[the_ad id=”5908″]最後に
ここまで読んでいただいた方には感謝しかありません。非常に話が盛り上がり、とても長いインタビューとなってしまいました。
記事からもまひろさんの気さくな感じや、純粋にレースを楽しんでいる様子が伝わったのではないでしょうか。皆さんも是非予定を合わせて、まひろさんの応援にいってみませんか?
ちなみに、まひろさんに限った話ではありませんがわパドック内で選手に声をかける時は、必ずタイミングを考えてくださいね。レース当日は忙しく、時間がないことが多いです。前日の特スポや、レース終了後だと比較的ゆったりした雰囲気かと思いますので、狙い目かと思います。とはいえ、あまり長く話すのも選手を困らせるかもしれないので、ほどほどにしておくのがベストです。
それでは、皆さんが筑波選手権を見に来てくれることを願っています!次戦は8月31日(土)ですよ~!
インタビューした人
- 名前:まひろ
- マシン:CBR250RR, CBR250R,CRF100
- レース歴:10年
- Twitter:Follow @mahiro_17_
- 最後に一言:
こんにちは!木内万絢です。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
私が参戦している筑波ロードレース選手権は熟年のベテランライダーからこれから世界で活躍していくであろう若手までたくさんの人が参戦しているとっても面白いレースです!
是非一度は筑波サーキットまで足を運んでみてくださいね!
カズートのヒトコト
カズート
ぜひ筑波サーキットにまひろさんの勇姿を見に行きましょう!そしてあなたもサーキットデビュー♡