【ガチ検証】うなぢるとTK1。泥が落ちてコスパ高い洗車ケミカルはどっち?

こんにちは。ぼっちバイカーです。

オフロードバイクを楽しむ上で欠かせないのが洗車。特に雨だったりすると路面がドロドロでバイクもひどい状態になります。

バイクがドロドロに・・・

バイクがドロドロに・・・

オフロード専用の洗車ケミカルは色々出ていますが、今回は特に有名な二つのケミカル「うなぢる」と「TK1」をガチ検証してみました。

検証方法は「ケミカルを吹きかけるだけでどれだけ泥が落ちるか」です。ゴシゴシは一切なしです。そして洗浄力だけでなくコストパフォーマンスについても調べました。

ドロドロなバイク

前日の雨で路面はぐしゃぐしゃでドロドロになったKTM 250EXCが今回のサンプルです。

KTM 250EXC

KTM 250EXC

チャンバーもドロッドロ

チャンバーもドロッドロ

今回はタイヤで検証

オフ車乗りの方はわかると思いますが、洗車でも大変なパートがタイヤです。濡れている時は綺麗になった、と思わせておいて乾くと土がついてるアレ。しかもブロックタイヤは表面積が広いしブロックの横とかまで手で綺麗にするのはめんどくさいのですよね。

ということで、

今回は「ドロドロのタイヤに洗車ケミカルを”吹くだけ”でどのくらい落ちるか」を徹底検証します。

リアのアクスルシャフトを外した図

リアのアクスルシャフトを外した図

スイングアーム裏側もドロドロ・・・

スイングアーム裏側もドロドロ・・・

ドロドロのリアタイヤ

ドロドロのリアタイヤ

このタイヤでテストします

検証方法紹介

今回は以下流れで洗車を行います。

  1. タイヤ全体を流水で洗い、表面の泥を流す
  2. ケミカルを散布
  3. 高圧洗浄機で泥を飛ばす

冒頭でも書きましたが「一切ゴシゴシしたりしません」。濡らしてケミカル吹いて高圧洗浄だけ。

使うケミカル紹介

今回は以下二つを使います。

うなぢる

石原商店 うなぎ工房さんが開発したバイク洗車用ケミカル。

うなぢる

うなぢる

うなぢるは原液を希釈して使います。

酷いチェーン汚れ等:2-4倍希釈
一般的な泥や油汚れ:4倍希釈
外装の水垢等:4-10倍希釈

とあるので今回は”4倍希釈”で作り、スプレーボトルに入れました。

TK1(ティーケーワン)

TK1も同様のバイクやトラクターなど泥製品用ケミカル。オフロード用品専門店だと取り扱われていることも多いです。

これもオフロードバイク界隈では人気のケミカルで、僕がお世話になっていたKTMのディーラーでもバイク洗車に使っているという話でした。

“希釈方法は10倍希釈以上濃くしても効果は変わらない”とのこと。

〈使用方法〉
-スポンジ使用時-
キャップ2杯の「TK1」を9Lの水で薄めてください。

-スプレーボトル使用時-
「TK1」1Lに対して水10L 10倍に希釈

www.mcgear.net より引用

とのことでTK1はこの通りに希釈しました。

※記事執筆後に「原液1に対して9Lの水で希釈することが10倍希釈」だと指摘がありました。TK1は10Lの水で希釈する11倍希釈が正解のようです

何もケミカルを使わないパターンも

比較として「何もケミカルを散布しないでケルヒャーで落とす」パターンも入れました。

経験ある方もいると思いますが高圧洗浄しただけだと泥がかなり残るのですよね。。。

比較用にタイヤに番号を貼った

一つのタイヤを4分割し、それぞれのエリアに「うなぢる」「TK1」「何もしない」で違いを見ることに。

ガムテープに番号を貼ってどこに何をやったかをメモ

ガムテープに番号を貼ってどこに何をやったかをメモ

これで準備完了です

検証スタート

検証を初めましょう!

1.流水で表面の泥を流す

流水ノズルでじゃーっと泥の塊を流しつつ全体的に濡らします。水の強さは水道のホースやシャワー程度。

タイヤに水をぶっかけます開始

タイヤに水をぶっかけます開始

水まき完了

水まき完了

土の塊などは落ちましたが付着してる土はほぼそのまま。。。

写真の通り泥は全然落ちていません。

写真の通り泥は全然落ちていません。

2.ケミカル散布

ここからがメイン。それぞれケミカルを散布していきます。

うなぢるを贅沢に満面なくプシュプシュ

うなぢるを贅沢に満面なくプシュプシュ

2番を超えない範囲でうなぢるをプシュプシュ

2番を超えない範囲でうなぢるをプシュプシュ

うなぢるを散布したら次は別の場所にTK1を散布します。

TK1をプシュプシュ

TK1をプシュプシュ

うなぢるもTK1も泥を分解するので10分ほど待ちます。

ケミカルが泥を分解してぽたぽたと地面に垂れ始めました

ケミカルが泥を分解してぽたぽたと地面に垂れ始めました

これでケミカル散布パートは終了です

3.高圧洗浄機で泥を飛ばす

ここは僕が一番好きなパート。

高圧洗浄機であるケルヒャーを一番洗浄力が高い”サイクロンジェットノズル”でタイヤをガチで洗車していきます。

サイクロンジェットノズルで・・・

サイクロンジェットノズルで・・・

洗車スタート!

洗車スタート!

気持ちがいいくらい泥が飛んでいく

気持ちがいいくらい泥が飛んでいく

勢いが強すぎてタイヤが回転してしまいました

勢いが強すぎてタイヤが回転してしまいました

動画撮ったので見てみてください。気持ちいいです。

そして・・・

洗浄完了。ぱっと見泥は全て飛んだように見えます

洗浄完了。ぱっと見泥は全て飛んだように見えます

検証結果

洗浄終了後は「全て綺麗になったのでケミカルは意味なかったのか?!」と心配になりましたがそんなことはありませんでした。

順に見ていきましょう。

うなぢる

うなぢる。ほぼ綺麗に落ちています

うなぢる。ほぼ綺麗に落ちています

TK1

TK1はブロックの横など全体的に少し泥が残っていました

TK1はブロックの横など全体的に少し泥が残っていました

ケミカル無し

ケミカルなしで高圧洗浄だけ。明らかに泥が付着していますね

ケミカルなしで高圧洗浄だけ。明らかに泥が付着していますね

ということで・・・

うなぢるの勝利!

条件が全く同じではないですが、少なくとも「同じタイヤ」「同じ洗浄方法」「同じくらいの散布方法と散布量」の場合、うなぢるが強力でした。

とはいえ、TK1もかなりの洗浄力を持っているのでどちらも間違いなくオフロードバイクようのケミカルとして効果があります。そして高圧洗浄だけでは全然泥が落ちていないのには改めてわかりました。

おまけ:コスパではどう?

洗浄力ではうなぢるが上でした。コスパはどう?

うなぢるもTK1もどちらも1リットルで売られており、お値段は以下。

・うなぢる:価格¥2,500(税込)/1L
・TK1:定価¥6,501(税込)/1L

値段だけ見たらうなぢるの圧勝ですが話はそう簡単ではないです

希釈率ごとの計算

実際には希釈して使うので使い方によって値段は変わります。

TK1は希釈率が固定ですが、うなぢるは自由に希釈率を変えられます。そこで1リットルあたりのお値段を計算しました。

TK1(11倍希釈)591円/L
うなぢる(10倍希釈)250円/L
うなぢる(5倍希釈)500円/L
うなぢる(4倍希釈)625円/L
うなぢる(3倍希釈)833円/L

上をみるとわかると思いますが、長い目でみると11L使えるTK1は1リットルあたり591円。うなぢるは5倍希釈までならお得ですが今回のような4倍希釈だとTK1よりコスパ悪くなります。

うなぢるは自分でその辺りもコントロールできるので使う場所で希釈を変えてあげると無駄なく効果も出せそうです。

まとめ

バイク洗車ケミカルのうなぢるとTK1、そして何もケミカルを使わないで高圧洗車だけした時の違いを検証しました。

今回の検証でわかったこと

うなぢるの方がTK1より洗浄力がある
ケミカルを使わないとタイヤの泥は落ちない
5倍希釈までならうなぢるの方がコスパ高い

あと驚いたのが、どちらのケミカルも「ウエスなどで一切擦ったりしないでここまで綺麗になった」と言うこと。毎回汚れるオフロードバイクなので洗車の手間が省けるのは嬉しいです。

この手のケミカルを使って手をかけずに愛車を綺麗に守りたいですね。

こんな感じ。

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