こんにちは。ぼっちバイカーです。
CRF1000L Africa Twin(アフリカツイン) についてmiko(@mikokazu35)さんにインタビューしてきました

アフリカツインとmikoさん
ぼっちバイカー
WR250Rとの違いは要チェックです
目次
CRF1000Lアフリカツインってどんなバイク?
CRF1000L Africa Twin(アフリカツイン)は2016年に発売開始されたホンダの大型バイク。カテゴリはアドベンチャーで998㏄の並列2気筒エンジンです。…アフリカツインは色々なサイトでスペック等詳しく紹介されているのでそちらを見てください。
ここで少しだけ僕の印象を書くと…
僕は2015年初頭にアドベンチャーバイクに興味を持ち調べましたが、そのときはまだ”アドベンチャーというジャンルはニッチでマニアック“という印象の界隈でした。当時新車で買える本格的なアドベンチャーバイクは「BMWのGSシリーズ,KTMのAdventureシリーズ,トライアンフのタイガーシリーズ,ヤマハの逆輸入のテネレ」だけ。そして価格はどれもエントリーモデルで180万円くらい。上位グレードは2-300万円。
「かっこいいけどとてもじゃないけどショミンが気軽には買えない」
これが僕が感じたアドベンチャー界隈でした。
しかし2016年に「信頼と安心のホンダ」「低価格(約130万円)」「パリダカで活躍した”アフリカツイン”というペットネーム」「新しい設計」「オフロード志向なフルサイズホイール」「“True Adventure”というキャッチコピー」で出てきた。
…これが売れないはずはない。
多くの人に刺さり、「オフロードは一切行かないロングツーリング」「林道ツーリング」「ラリー遊び」「アドベンチャーバイクでエンデューロレース」と幅広い使われ方をしているバイク、それがアフリカツインだと僕は感じています。
でで、mikoさんはどんな使い方をしているのでしょうか?
愛車紹介
mikoさんはもともと大型バイク枠としてネオレトロスタイルなYAMAHAのXSR900に乗られてんだとか。そして車検いらない枠でWR250Rを購入。その半年後にXSR900からアフリカツインへ乗り換えされたそうです。

mikoさんのアフリカツイン
WRあるのになんでアフリカツイン?(素朴な疑問)
今回のインタビューで一番聞きたかったのはこれでした。
「WR250Rという長距離も自走でいけてパワーもあってオフも本格的なバイクがあるのになんでアフリカツイン?」
それに対してmikoさんはアフリカツインに以下の点を期待していたそうです。
- たくさん積載して快適なキャンプがしたい
- 長距離を快適に移動したい
- オフロードもフラット林道レベルでいいので行きたい
- ロングツーリングもしたい
- アフリカのデザイン好きだった
- 周りにアフリカツインオーナーが多かった
確かにWR250Rだとできなくはないけど条件を満たすのはやや大変。コンセプトが合わないです。

アフリカツインでオンロードツーリング
他に悩んだのはKTM
他のマシン候補として、KTM 1090ADVENTURE Rがあったようです。
ただmikoさんとしては「オフロードを本格的にやるならWR250Rがある」「快適に走るならアフリカツインで必要十分」ということから価格差分のメリットは見出せなかったとのこと。これは二台持ちならではな発想ですね。
使い方はロングツーリング
ということでmikoさんはアフリカツインはロングツーリングのお供として楽しまれているようで、納車して約一年間で11000キロ程走られたようです。福島やふもとっぱらキャンプ場などの遠出も余裕とのこと。

キャンプ場へアフリカツインで

アフリカツインで激エモキャンプ
CRF1000Lアフリカツインを買ってよかった3つのポイント
アフリカツインはいわゆる優等生なバイクだと思います。そんな中でも実際に1万キロ走ってみて感じた買ってよかったことはどんなところでしょうか?
1:デザインがかっこいい
“アフリカツインのデザインが好き”と言う理由で購入しただけあって、1年間たってもその気持ちは変わらないようです。
具体的には「アフリカツインのフロントマスク」がかっこよくて好きなんだとか。

アフリカツインのフロント周り
なおこのガラスはお高い(いくらだったか失念)らしく、傷とか割れないようにクリアプロテクターも入ってますね!
2:とにかく快適
アドベンチャーバイクだけあって、長距離移動はもちろん、沢山の積載が必要なキャンプツーリングでも快適に走れるとのことでした。

フルパニアのアフリカツイン
アドベンチャーバイクといえばフルパニア!このどこにでも行けるかっこよさは形容しがたいものがあります。視覚的にかっこいい。それだけでいい。WR250Rでももちろん過積載はできると思いますが、アフリカツインに乗ると「あえてWRでやる気が起きない」と話していました。…わかる気がします。
また長距離を快適に移動できることはツーリングの疲労感に直接関わりますし、事故防止の意味でもいいと思います。
3:タンデムが楽チン
バイク雑誌では「バイク乗りの憧れといえばタンデム」と昔から書かれています。僕も一度だけ当時の彼女をVMAXに乗せて伊豆まで旅行したことがありますがやってみた感想としては、命を預かるリスクが大きすぎるし何より50kgも荷物が増量する。しかもタンデムライダーの体重が腕にかかってきて疲れる・・・その結果、沢山気を使って疲れた、という個人的にはネガティブな印象が多いタンデムです。
mikoさんに「タンデムって辛くないですか?」と聞くと、「僕も今までタンデムは好きじゃなかったけど、アフリカツインに乗って初めてタンデムでも快適だと感じたんです」とのこと。
納得できない僕はズバリ何が快適につながるのか聞いてみました。
- 運転席と後部座席の隙間が十分にある
- タンデムライダー専用のグラブバーがある
- トップパニアケースを使うことで背もたれになる

アフリカツインのグラブバー
シートが離れてるので触れ合う機会がないため、たまに「本当に乗ってるか不安になる」こともあるそうですよ!ぜひ試してみたい。
なおアフリカツインのタンデムが快適すぎて夫婦で関東から四国までタンデムする人も居るんだとか・・・
1. デザインがかっこいい
2. とにかく快適
3. タンデムが楽チン
バイクが一番輝く瞬間は?
mikoさんにアフリカツインが一番輝くのは?と聞くと「高速道路の移動、ワインディング、林道等の未舗装路」とのこと。

こういう場所も気兼ねなくこれちゃうのがアフリカツイン
アドベンチャーバイクは意外と峠やワインディングも安定していて走れるようです。あとオフロード。ビッグオフならではな「パワードッカン!で走るのはWR250Rでは体験できない楽しさ」と話していました。とりあえずダートではmikoさんの後ろには行かないように気をつけよう笑
走り始めて仕舞えばツーリングを楽しく輝く瞬間にしてくれる。アフリカツインはそんなバイクなんですね。
CRF1000Lアフリカツインで不満な3つのポイント
優等生なアフリカツイン。デメリットについても1万キロ乗ったmikoさんに聞いてみました。
1:タンク容量が少ない
アフリカツインは18Lタンク。WR250Rの倍以上です。燃費はおおよそ22km/L。396km。約400km走れます。これでタンクが少ないって、どういうこと!?
詳しく話を聞くとmikoさんの中でのアドベンチャーバイクのイメージはBMWのGSシリーズなんだそう。BMWのGSシリーズは1回の給油で600-700km走るモデルもあるらしく「GSと比べて航続距離が短いと感じる」そうです。

ラリーでコマ図を読み取れる「電動マップホルダー」
燃費10km/Lで毎回2ストオイルを混合しないといけない僕「あ、うん。」
2:オートクルーズがない
オートクルーズ・クルーズコントロール(Cruise Control)とは「アクセルを開け続けないでも勝手にスピードを維持してくれるなんかすごい装置」です。最近のバイク(特に外車やハイエンドグレードの国産)ではついているモデルも増えてきています。アドベンチャーでもKTM,BMW,トライアンフではついているモデルもありますね。

高速道路ではクルコンが欲しくなる?
しかしクルコンないのがデメリットってすごいですね・・・なんでもmikoさんの車にはついているので使うそうで、アフリカツインにもついて欲しいんだとか。。。もはやアフリカツインの比較対象は車なのか・・・
3:整備性の悪さ
これは驚いたのですが、本格的なオフロードもいけるアフリカツインですが整備性は悪いようです。

アフリカツインのメーター周り
なんでもエンジン周りの作業は毎回カウルを外さないといけないんだとか・・・SSかな?
mikoさんは「基本整備はプロに任せる派」らしいのですがアフリカツインは工賃がやや高めらしいです。工賃は作業時間で計算されるものなのでそれだけ整備性が悪い、ということなのだと思います。
ただ「アフリカツイン 整備性」と検索してもそこまでヒットしないので最悪ってほどではないのかな?
1. タンク容量が少ない
2. オートクルーズがない
3. 整備性の悪さ
CRF1000Lアフリカツインにおすすめな3つのカスタム
アフリカツインはいろいろな使い方ができるのでカスタムは個性が出そうです。mikoさんの場合は・・・
1:エンジンガード類
エンジン周りからカウル部分を守るフレームタイプのガードパーツです。mikoさんによると「アフリカツインオーナーの間では純正はすぐ曲がるし実質飾り」とのことであまり評判がようない模様。mikoさんは「アフリカツインなりの間では定評のあるGIVIのエンジンガード」を愛用しているんだとか。海外だとステンレス製の軽くて強い製品があるようで、mikoさんは輸入してつけたそうです。

GIVIのエンジンガード
情報交換は大事ですね!
2:GIVIのパニアケース(ステー含む)
アドベンチャーだったらぜひつけたいのがパニアケース。純正からもプラスチックのケースが出ていますが、アフリカツインオーナーの間では「転んだら割れる」と有名のようで社外アルミパニアケース、なかでもGIVIは定番のようです。
なおパニアケースでの最大のキモはパニアステーです。
純正のサイドパニアケースはステー不要で取り付け可能ですが、GIVIケースの場合には別途ステーが必要。mikoさんはステーもパニアケースもGIVIにされたそうです。

トップキャリア用のステーもGIVI

普段はトップケースがあれば十分なんだとか
3:オフロード寄りのタイヤ
mikoさんはオンもオフもいくとのことで現在、ミシュランのオフロード志向なタイヤであるアナーキーワイルドを履いているそう。


アナーキーワイルド(リア)
これでオフロードでも安心して走れるってわけですね!!!
…

Oh…安心とは…
1. エンジンガード類
2. GIVIのパニアケース(ステー含む)
3. オフロードよりのタイヤ
次に乗り換えるなら?
まだ未発売だけどYAMAHAのT7もといTenere(テネレ) 700だそう。
これは来年出るのでは?と予想されているヤマハMT-07のパラレルツインエンジンを使ったアドベンチャーバイク。アドベンチャーというよりはラリーという風貌で「大きすぎもせず小さすぎもしない」という位置にあります。ヨーロッパでは「2018 Ténéré 700 World Raid」というテネレ700で世界中を走るプロジェクトが走っているし、日本発売のアナウンスはまだですがこれだけ話題になっているのできっと発売されるでしょう!
mikoさんは見た目が好きなのとミドルクラスの軽めのオフ性能が高いラリーバイクに魅力を感じているそうです。
ついでに。発売間近なHonda CRF450Lについてはどうかと聞くと、「あの値段ならハスクバーナの701ENDUROの方が欲しい」とのこと。わかる。
アフリカツインに乗っていて「もう少し軽いビッグバイクが欲しい」という時にはTenere 700に乗り換えかもしれませんね!
mikoさん、ありがとうございました!
まとめ
まとめると・・・
バイク情報 | Honda CRF1000L 2017年式 トリコロール |
走行距離 | 11,000km |
良いところ | 1. デザインがかっこいい 2. 快適とにかく 3. タンデムが楽チン |
気になるところ | 1. タンク容量が少ない 2. オートクルーズがない 3. 整備性の悪さ |
おすすめカスタム3つ | 1. エンジンガード類 2. GIVIのパニアケース(ステー含む) 3. オフロードよりのタイヤ |
インタビューした人

アフリカツインとmikoさん
- 名前:miko
- 愛車:HONDA CRF1000L & YAMAHA WR250R
- バイク歴:18年
- アカウント:Follow @mikokazu35
- 最後に一言:アフリカツインはロンツー良しオフロード良しタンデム良しの万能アドベンチャー
ぼっちバイカーのヒトコト
ぼっちバイカー
アフリカツインで北海道行ったら絶対楽しいんだろうなぁ〜