フランスメーカーであるプジョー・モトシクルにはDJANGO(ジャンゴ)125シリーズがあります。
本記事では『バイクレ!!』ライター二人が、ジャンゴ125に一週間街乗りで使ってみて感じたことを本音で語ります!
今回バイクをお借りしたのは、東京都赤坂にあるAVIDA(アディバ)さん。ADIVAの取り扱う1ブランドにプジョー・モトシクルがあります。赤坂にあるADIVAショールームへ行った時の記事を以下で書いてますのでまだ読んでいない人はチェック。
DJANGO(ジャンゴ)125とは?
ジャンゴは、1950年代のプジョーS55を現代に復刻させたネオレトロスタイルのスクーター。
現在、ジャンゴシリーズのラインナップは以下の通りとなっている。
・ジャンゴ125 ABS 120th リミテッドエディション
シート、バックレスト、グリップは専用カラーのキャメルオレンジが使用されている。
その他、ショートスクリーンとアルミ製のシリアルナンバープレートが付く。
・ジャンゴ エバージョン
さわやかなツートンカラーが特徴の、アーバンなスタイリングのジャンゴエバージョン。ホワイトとビビッドカラーのツートンボディだが、フロアやホイールもホワイトで仕上げられているのでツートンカラーながら非常にまとまりのあるデザイン。
タックロールや白く縁取りされたシートがアクセント。ちなみにABS付きのモデルとついていないモデルがある。
・ジャンゴ スポーツ
・ジャンゴ125 アリュール(ABS/DX)
・ジャンゴ
その他、年式や排気量によってミラーのデザインや色が変わっていたりする。バイクでは珍しい車のような厚みのあるミラーを装着しているモデルも多い。
気に入ったところベスト3
ジャンゴ125に一週間ほど街乗りして気づいた良いところをそれぞれ3つ紹介します。
今回はぼっちバイカーはジャンゴ125(無印)、秀吉はジャンゴ125 アリュールをお借りました。
気に入ったところ1
写真映えする車体!!高級感!(ぼっちバイカー)
とにかく写真映えするのです。
街中を走っていて「あ、ここでバイクと写真撮りたい」と思ってしまう125ccのスクーターは国産バイクだとなかなかないんじゃないでしょうか。
「どんなバイク乗ってるの?」と聞かれたら「125ccのスクーター」ではなく「フランスのプジョーのスクーターだよ」と言いつつ写真を見せたくなります。
デザイン、豪華さ(秀吉)
キーオンでヘッドライトとは別に装飾目的だけでフロントに浮かび上がるライトパネルや、バイクには珍しい厚みのあるミラーなど、装飾のためだけにコストをかけている場所も多くてデザインに対する思いが伝わってくる気がしました。
あとは鍵がめちゃくちゃおしゃれ。とてもスクーターの鍵には見えない。
全般的にそうなんですけど・・今書いたタンデムステップの他に、あとで書きますが買い物用フックなど、使わない時はしまえるものが多くて非常に見た目がスッキリするんですよね。野暮ったくなくていいなと思いました。
気に入ったところ2
フレンドリーな乗り味(ぼっちバイカー)
とにかく、乗り手に優しいスクーターでしたね。
アクセルをガバッと開けてもマイルドに加速するので安心してゆったり走れますし。またシートはデザインも海外ソファのようですが、どっかりと深く座れる柔らかめな造りで乗り手に優しいと感じました。1-2時間ほど都内を走った限りでは全くお尻にダメージがなかったです。
マイルドな乗り味ですがブレーキは良く効きますしABSもついているので安心して使うことができます。
乗り心地、乗りやすいマイルドな特性、シートもスクータータイプなので足つきは気にしなくていい、ということから穏やかで乗りやすいスクーターを探してるならこのジャンゴ125はオススメできます。
十分な航続距離(秀吉)
今回1週間ちょっとお借りして、都内の混雑した道や車で混みあう通勤路など、街中を中心に毎日乗りまくりました。タンク容量の事は考えもせず乗っていたんですが、途中で「そういえば全然給油ランプつかないな。」と思って。計算してみたら、実燃費が33km/Lほどでした。国産の125ccスクーターと比べると数値だけ見れば物足りない燃費ではありますが、30km/L以上も走ってくれれば125ccのスクーターとしては十分かなと思います。そもそもハイオク入れなきゃいけないし、燃費とかを必死になって気にするバイクでもないと思いますしね。
で、タンク容量を調べてみたらジャンゴのタンク容量は8.5Lと十分な容量でした。
気に入ったところ3
ウィンカーがピーピーうるさい(ぼっちバイカー)
ウィンカーを押すと「ピー、ピー」と高めの音程が割と大きい音量で鳴ります。と言うかうるさい、と感じる人も多いかも。
ヨーロッパのスクーターはピーピー鳴らさないといけないルールがあるのだろうか
#django125 #プジョーモトシクル pic.twitter.com/RfOObdsYdE— ぼっちバイカー (@botti_bk) May 2, 2019
「うるさいならネガなのでは?」と思うかもしれませんが、個人的にはメリットに感じました。
まず、安全の面でも音で認識してもらうのは得策です。特に歩行者にはよく聞こえるようでキョロキョロと音源を探す人も割といました。他の歩行者やライダー、運転手に注目してもらうことで都内では特に回避できることも多いと思うので良いことだと思いました。
また”癖があるほど可愛い”ではないですが、この音が独特と言うか他のオートバイではあまりないジャンゴ125特有の音なので愛着が湧いてしまいましたし、所有感を刺激します。
収納スペースやフック(秀吉)
海外のマシンってデザイン性を追い求めたあまり、どこかにネガティブな点が出てきたりします。代表的なものとして収納スペースが少ないという事。
その点、ジャンゴの場合は収納スペースや積載性もバッチリ。まずはシート下にフルフェイスがちゃんと入りました。「いやこれシートしまんの?」って感じですが、ちゃんとしまります。
とは言え専用オプションで34Lのトップケースも売っているので、そちらならだいたいのヘルメットは入るでしょう。スクーターなのに収納スペース足らないよ!なんて事はないと思います。
しっかりしたキャリアなので安心感あり。
また、ここに鍵をさすと両側の扉が開くようになっており・・
右側はこんな感じ。書類関係とか、ここにちょっとした小物やスマホなら入りますね。右側の扉の中にはシガーソケットまでついてるのでスマホを充電しながら走る事も可能。ちなみに左側の扉の中は給油口です。
買い物用フックもちゃんとあるのでかなり便利。スクーターを使うシーンをよく想定して考えられてますね!ちなみにすぐ上の写真見てもらえれば分かるけど、使わない時はたためます。
まとめ
プジョー・モトシクル DJANGO(ジャンゴ)125シリーズについての紹介とよかった点を二人の違った目線で紹介しました。
まだ日本で販売されて1年ちょっとなのでオーナーさんも少ないですし「他の人と違うスクータに乗りたい!」と思っている人にはジャンゴ125はオススメ。
そしてもちろん、いいところばかりではないのがオートバイ。
次の記事では、デメリットやその他気づいたこと、あと同じく海外スクーターであるランブレッタとの違いについて紹介します。
ジャンゴ125が気になった方はまずは試乗を!今ならノベルティグッズがもらえるお得なキャンペーンもやってます。
会社:ADIVA(アディバ)
Webサイト(プジョー):https://peugeotscooters.jp/
場所:赤坂ショールーム
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-4 赤坂室町ビル1F
電話:03-6427-3600
休日:年中無休