【スマホ】バイク動画を映画風にするカラーグレーディングとは?

【スマホ】バイク動画を映画風にするカラーグレーディングとは?

突然ですが、映画やメーカーのバイクPV映像の色味って、普通の動画とはちょっと違いますよね?おしゃれというか、味があるっていうか・・・

実は、プロの映像制作現場では「カラーグレーディング」と言う、彩色を補正する工程があり、そこで映像のテイストや明るさを調整しているのです。

そんなプロのテクニックであれる「カラーグレーディング」ですが、今回は素人がスマホだけでできる方法を紹介します。これでワンランク上のクオリティの動画を作りましょう。

後半に「iPhoneで実際に撮影から書き出しまで行う手順」を紹介しますので眺めてみてください。簡単です。

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カレーグレーディングって何?

僕は映像の専門家ではないのですが、カラーグレーディングについて誤解を恐れずに一言で書くなら「Instagramのフィルターの動画版」です。写真に詳しい方なら「RAWフォーマットで撮影し、AdobeのLightroomで.Jpgに現像する」のに近いかな。

原理についてはここでは書きませんが、動画の色味を変更することでシネマライクな映像にするために使います。なお、PC版のイマドキな動画編集ソフトならカラーグレーディングにも対応しているようです。

同じ映像でも明るさやコントラストなどでだいぶ雰囲気は違いますよね。

LUTというフィルターを使う

カラーグレーディング専用のツールでで一から調整することもできますが、僕のような素人だと勘所もわからないし難しい。

そこで「誰でも適用すれば同じ効果が出るようにするフィルターみたいなのがあれば便利やん!」となってできたのがLUT(Look Up Table)。少し難しく書くと、LUTはカラーグレーディングの設定値をプリセットとして記憶したファイルで拡張子は”.cube”です。

例えば「ヴィンテージ風LUT」を適用すれば、映像がヴィンテージっぽくなるってわけです。

世界中には有料・無料それぞれいろいろなLUTが存在していますしカメラメーカーからも公開されています。

iPhoneのカラーグレーディングアプリは”Video LUT”

プロの現場で行われるカラーグレーディングですが、タイトルの通り「スマホ」でもカラーグレーディングできるアプリがあったのです!

iPhoneでは「Video LUT」という有料アプリ。

iPhoneアプリ Video LUT
iPhoneアプリ Video LUT

このアプリは手動でのカラーグレーディングはもちろん、プリセットでたくさんのLUTが入っていますし、PCで使っているお手製LUTや購入したLUTのインポートも対応しています。

アンドロイドでもアプリはあるようですが未使用のため紹介は割愛。”LUT”みたいなワードで調べてみてください。

本当はLOG収録しないといけない

上記アプリで色味を変えるだけでも効果はあるのですが、実はこれは正しいカラーグレーディングではないです。というのもLUTを適用する前提として、本来はLOG収録されている動画である必要があるのです。

本当の“正しいLUTの効果”を得るためには「LOG収録された動画ファイル」が必要なのです。

iPhoneでLOG収録するためには、カメラアプリ「FiLMiC」のLOG収録機能をアンロック(1800円)することでLOG収録された動画を保存できます。

FilMiC Pro自体が1800円しますが、LOG収録機能のアンロックにはさらに1800円かかりますのでご注意ください

なので本来は「FiLMiCでLog収録した動画撮影→Video LUTでLUT適用」が正しいカラーグレーディング」です。

以下はLOG収録した動画を「Video LUT」アプリでカラーグレーディングした動画です。(左が適用あり、右がなし)

LOG収録しないといけない理由

LOGとはLogarithm(対数)の意味で、誤解を恐れずに書くなら「色の数や深み(階調)がめちゃめちゃ多いフォーマット」です。一般的な動画データと比べて色の階調が多いので”ダイナミックレンジが広い”と言われています。ちなみに「LOG収録する」という使い方をします。

・・・写真をやっている方なら「RAWファイルのようなもの」とかけば伝わるかも知れませんね。

まぁつまり、「LOG収録すると普通より表現が豊かになって綺麗になる」ってことでOK。

そして、LUTはLOG収録されている前提なのでLOG収録されていない動画データだと意図せぬ色になってしまい、LUTの真の力を引き出せないのです。

iPhoneでLOG収録からカラーグレーディングまでやる手順

せっかくなのでiPhoneでFiLMiC Proを使ってLOG収録し、Video LUTを使ってカラーグレーディング(LUTフィルター適用)をやってみます。

FiLMiC Proを開き左下のアイコンをタップ
FiLMiC Proを開き左下のアイコンをタップ
FiLMiC Proでホワイトバランスなどの画面が出るので真ん中のアイコンをタップ
ホワイトバランスなどの画面が出るので真ん中のアイコンをタップ
FiLMiC Proで一番右のLOGをタップ
一番右のLOGをタップ
FiLMiC ProでLOG収録モード。色味の癖が抜けたように白い
LOG収録モード。色味の癖が抜けたように白い
Video LUTの画面
Video LUTアプリを開き、左上のOpenをタップ
左ペインの"FiLMiC Pro"を選び、任意の動画を選ぶ
左ペインの”FiLMiC Pro”を選び、任意の動画を選ぶ
上メニューの"Presets"を選び好きなフィルターを選びます。今回は"PASTEL"をタップ
上メニューの”Presets”を選び好きなフィルターを選びます。今回は”PASTEL”をタップ
右側にいろいろなサンプルがあるので好みの番号を選ぶ。今回は2にした
右側にいろいろなサンプルがあるので好みの番号を選ぶ。今回は2にした

フィルターをタップすると動画がすぐに反映されます。レンダリング、みたいなものは必要ありません。

元の動画との違いは上の"Compare"をタップすると比較できます
元の動画との違いは上の”Compare”をタップすると比較できます

好みのフィルターが適用できたら書き出しましょう。

右上の"Save"をタップし、"Save Max Quality"をタップ
右上の”Save”をタップし、”Save Max Quality”をタップ

書き出しが完了したら、写真アプリに書き出した動画が保存されていることを確認します。

これで完了。

説明するとやや長いですが、やる作業は対して難しいことはしていないですのですぐ慣れます。

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まとめ

カラーグレーディングについて説明と、iPhoneだけでカラーグレーディングを行う方法を紹介しました。LOGなんて言葉も出てきましたが写真のRAWファイルみたいなものだと思えばそこまで難しくないかと思います。カラーグレーディングという言葉も「フィルターを適用する」くらいのイメージでまずはやってみれば案外簡単だなと気づくはず。

もちろん本格的にやる場合には知識や経験も必要になってきますが、趣味でやる分にはプリセットでも十分に効果が期待できます。やはりやるのとやらないとではかなり違いが出ますし、iPhoneの動画なのに映画のように感じる瞬間もあります。

FiLMiC ProのLOG収録からのLUT適用のコンビネーションだけで”いい感じな映像“が取れますのでぜひチャレンジしてみてください。

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