2019年4月よりFantic Motors(ファンティック・モータース)の日本発売が決定しました。日本代理店はサイン・ハウスです。
「バイクレ!!」としてこのプレスリリースを取材してきました!
Fantic(ファンティック)とは?
FANTIC(ファンティック)というイタリアのバイクメーカーです。
Fanticは1968 年にイタリアで創業されたオートバイメーカーで、エンデューロレーサーやミニバイク、ゴーカートを扱っていました。モトクロス、トライアル、モタード等オフロードレース用バイクがメインでしたが2度の倒産後、2015年からリスタートしたメーカーです。
Fantic Motrsではエンデューロ・モタードバイク、Fantic Caballero(ファンティック・キャバレロ)ではオフロード派生のスクランブラーをメインにした展開。
日本で購入できるのは3車種
日本で販売予定の車種は以下3種類です。
1. Scrambler(スクランブラー)
Scrambler(スクランブラー)は、オフロードモデルがまだ存在しなかった時代に砂利などの未舗装路面でも走れるようアップマフラーを装着し、ブロックパターンのタイヤを採用したマシンをデザインモチーフとしたモデル。” Fantic Caballero(キャバレロ)”ブランドの一つです。
125cc,250cc,500ccの3つん排気量で展開され、いずれのエンジンも最新の環境規制、Euro4 を楽々とクリアする仕様。エンジン・マネージメントはオフロード・レースシーンでもよく知られた Athena GETのECUがコントロールします(125 ㏄はキャブレター)。
現在販売されているスクランブラーモデルの大半はストリートバイクの系譜からのスクランブラーですが、このFantic ScramblerはFanticがオフロードの発想から作った正真正銘のスクランブラー。ライトウェイトでオフロードを想定した作り込みとなっていることは、ホイール径が「フロント19/リヤ17」インチということからも伝わってきます。
車名 | Scrambler125 | Scrambler250 | Scrambler500 |
エンジン | 4ストローク水冷単気筒 | 4ストローク水冷単気筒 | 4ストローク水冷単気筒 |
排気量 | 124.45cc | 249.6cc | 449cc |
ホイール(フロント) | 110/80-19 | 110/80-19 | 110/80-19 |
ホイール(リア) | 130/80-17 | 130/80-17 | 140/80R17 |
シート高 | 820mm | 820mm | 820mm |
乾燥重量 | 130kg | 140kg | 150kg |
価格 | 79万円 | 89万円 | 110万円 |
スクランブラー・シリーズの特徴と違い
スクランブラー・シリーズの特徴や排気量での違いについて、海外情報を交えて以下記事でまとめました。
2. FlatTrack(フラットトラック)
FlatTrack(フラットトラック)は、いわゆる”ダートトラックスタイル”バイクで、ネーミングもここからきています。
ダートトラックスタイルとはアメリカ発祥のフラット(ダート)トラックレースで走っていたバイクスタイル。オフロードレースですがモトクロスのようなジャンプや凹凸はなくフラットダートなオーバルを走る伝統的なレースです。
パッと見るとScramblerと似ていますが、特徴的なのがホイールが前後19インチという点。これはダートトラックでは定番のサイズです。そしてサイドカウルに”19″の文字。これも19インチホイールであることからきているのだと思われます。(このホイールセットで販売されているダートトラックスタイルのバイクはFanticだけなんだそうです)
排気量はScramblerと同じく、125cc,250cc,500ccの3種類です。
車名 | FlatTrack125 | FlatTrack250 | FlatTrack500 |
エンジン | 4ストローク水冷単気筒 | 4ストローク水冷単気筒 | 4ストローク水冷単気筒 |
排気量 | 124.45cc | 249.6cc | 449cc |
ホイール(フロント) | 130/80-19 | 130/80-19 | 130/80-19 |
ホイール(リア) | 130/80-19 | 130/80-19 | 140/80-19 |
シート高 | 840mm | 840mm | 840mm |
乾燥重量 | 130kg | 140kg | 150kg |
価格 | 79万円 | 89万円 | 110万円 |
Flat Trackシリーズの特徴と違い
Fantic Flat Trackシリーズの特徴や排気量での違いについて、海外情報を交えて以下記事でまとめました。
3. Enduro(エンデューロ)
聞いて喜べ!!年々減り続ける125cc,250ccのトレールバイクがやってくる!
名前の由来としては、Enduro(エンデューロ)というマウンテントレールを走るレースをイメージしたバイクです。
見た目や性能もさることながら、最大の特徴はこのバイクはエンデューロレーサーではなく、公道走行可能なトレールバイクということです!見た目はいわゆるエンデューロ・レースに出る車両そのもの!レーシーでかっこいいです!!
なんといっても重さ。国内トレールバイクが140kgなのに対し、このバイクはなんと95kg(250ccは104kg)とかなり軽量。エンジン特性はレーサーのような凶暴さはなくあくまでトレールバイクとのことです。
オフロードバイク、特にトレールはラインナップが徐々に減りつつある現状で、「肩肘張らない、けど本格的でやる気満々なオフロードバイク」としてこの一年でどこまで遊び倒す人がでてくるのか、楽しみです。
スペック
車名 | Enduro125 | Enduro250 |
エンジン | 4ストローク水冷単気筒 | 4ストローク水冷単気筒 |
排気量 | 124.45cc | 249.6cc |
ホイール(フロント) | 90/90-21 | 90/90-21 |
ホイール(リア) | 120/80-18 | 120/80-18 |
乾燥重量 | 95kg | 104kg |
価格 | 79万円 | 85万円 |
Fantic Enduroの特徴や違い
Fantic Enduroシリーズの特徴や排気量での違いについて、海外情報を交えて以下記事でまとめました。
実写はサイン・ハウスのショールームで見れるぞ!!
上記Fanticの3種類は東京都世田谷区にあるサイン・ハウスのショールームで見ることができます!
現状では以下マシンがあるようです
・Scrambler(125cc,250cc,500cc)
・Flat Track(125cc,250cc)
・Enduro(125cc,250cc)
ショールームは2019年3月30日(土)からオープン!田園調布駅から歩いていけますし、バイクでもオーケー。イタリアンなバイクを感じてみてはいかがでしょうか?
なお、「バイクレ!!」でもインプレしたイタリアのおしゃれスクーター「ランブレッタ」のV125 Special, V200 Spwcialも展示してありますので併せてチェック!
まとめ
イタリアのFantic Motorsのバイク3種類が2019年4月より発売開始されます。(日本代理店はサイン・ハウス)
・スクランブラースタイルのScrambler(スクランブラー)
・ダートトラックスタイルのFlatTrack(フラットトラック)
・軽量トレールバイクのEnduro(エンデューロ)
いずれもイタリアンなおしゃれさとかっこよさ、そしてこのパッケージングにしては高すぎないお値段とかなり魅力的。気になる人はまずサインハウスへ実車をチェックしに行って見てはいかがでしょうか?
なお、ファンティックのバイクはランブレッタと同じで日本のどこのバイク屋さんでも買えるようになるようです。公式サイトの情報を待ちましょう。
サイン・ハウスショールーム
〒158-0086 東京都世田谷区尾山台2-32-15 TEL:03-3721-1770
営業時間:10:00~18:00 定休日:火曜・水曜・祝祭日