ホンダ モンキー・50thアニバーサリーに乗られている のりさんにインタビューしました。
なおのりさんについてやバイク歴は以下記事で詳しくインタビューしています。まだ読んでいない人はチェック!
目次
モンキー50thアニバーサリーってどんなバイク?
モンキーを知らない、という人は少ないかもしれません。バイクに興味がある人がこれを見たら誰でもモンキーだなってわかるくらい有名なバイクです。
エンジンは空冷4ストロークOHC単気筒。8,500RPMで3.4馬力を発生させる、いわゆる原付バイク。モンキーは昔のバイクかと思いきや排ガス規制にも電子制御の燃料噴射装置PGM-FI(Programmed Fuel Injection System)により対応されたりと、長く多くのユーザーによって親しまれてきたバイクでした。
なぜ…過去形で書いたかというとモンキーはすでにカタログ落ちしているから。
2018年モデルが最後とアナウンスがあり、2017年の秋頃に「モンキー・50thアニバーサリー限定モデル」を発表。クロームメッキタイプである”モンキー50thスペシャル”と赤チェックである”モンキー50thアニバーサリー”が限定発売されることに。だったことに加え生産終了ということもあり問い合わせが殺到。クロームメッキの”スペシャル”は抽選、赤チェックの”アニバーサリー”は先着順だったそうです。
ということで詳しく聞いていきましょう!
モンキー50thアニバーサリーを選んだ理由
今回インタビューするのりさんは先着順の”アニバーサリー”を知ってすぐに予約した為ゲットできたラッキーな人の一人。
ーーなぜモンキー50thアニバーサリーを購入したのですか?
のり:もともとモンキーは可愛かったので”いつかは乗りたい”と思っていました。そしてモンキーが製造終了されるとニュースで知って、「新車で買える最後のチャンス」と思ったら脊髄反射的に予約できたので手に入ったのです!クロームメッキの”スペシャル”も応募しましたがこちらは抽選漏れ(;∀;)
ーー限定モデルだともったいなくて雑に乗れないですね笑
のり:はい。納車後すぐはもったいなくてなかなか乗れなかったです笑 経年劣化もですが何よりも盗難が怖く、モンキーは友達の家の中に置かせてもらっていました。なので自然と乗る回数は少なくなりますね~大事に乗っています!
ーー今ではツーリングでも使っている、とお聞きしました!
のり:きっかけは、VTR250が初期不良(?)なのかエンジンがかからなくなる不具合がたまに起きていたんです。で、GWツーリング直前に動かなくなって涙 そこでモンキーを引っ張り出して「行けるところまで行ってみよう」とモンキーでツーリングにチャレンジしてみたんです。そしたら予想以上に原付バイクでのツーリングが楽しくて、モンキーでもたまにツーリングするようになりました!
ーー貴重なアニバーサリーモデルでガシガシロングツーリングしているオーナーさんはかなりレアですねw
のり:実際、「せっかくの50周年モデルなのに・・・(もったいない)」と言われたこともあります。でも私はやっぱり、飾るバイクではなく動くバイクの方が好きだなって思っています!
モンキーで走っていて一番楽しいと感じるのはいつ?
ーーモンキーで楽しいのはどういう時でしょうか?
のり:景色のいい田舎道をモンキーで”ボイーンボイーン”と走っている時です!
ーーぼ、ボイーンボイーン?笑
のり:はい、ボイーンボイーンですw モンキーのサスペンションは道の小さな凸凹を”しっかり”拾うので凹凸のたびにボヨヨーンとお尻がトランポリンのように飛ぶのです。田舎道は特に凹凸が多いのでしょっちゅうボイーンってなるのですがこれが楽しくて。
ーー凹凸を拾うと普通は疲れる…となりそうです!
のり:もちろん疲れはするかもしれませんが、地面の変化を全て拾ってライダーに伝えてくれるので普通のバイクと比べて見えるものがたくさんあるんです。それが本当に楽しんですよ!
モンキーを買ってよかった3つのポイント
のりさんはモンキーのどこに魅力を感じているのか。まずはここから聞いていきます
1:全力全身で走れるところ
のり:とにかく、アクセル全開でも怖くないんです。”モンキーの最高出力を出し切れている”って感じで。それでも山の登りとかはパワーが足りなくて全然走らない。なんなら足を出して地面を蹴って登るくらい走らないです。でも、モンキーの全力に加えてライダーの私が一緒に頑張って走ることで一体感や達成感を感じたりできるのもまた楽しいんです。
のり:カワサキのNinja250にも乗っているのですが、Ninjaだと何も感じない普通の道がモンキーだと坂に感じるんです。モンキーで走っていると地形をよく知るとができますし、ツーリングを振り返った時にすごく思い出に残るんです!
2:小回りが利くところ
のり:見た目のままですが、小回りが効くので街中や駐車で便利です。あと、取り回しも全然辛くないし、Uターンも全く不安がないんです。
3:立ちゴケの心配がないところ。
のり:モンキーのシート高は660mmで足つきが非常に良いんです。限定モデルなので立ちゴケしたくないのですがモンキーは安心して乗ることができています。
まとめると・・・
- 全力全身で走れるところ
- 小回りが利くところ
- 立ちゴケの心配がないところ
モンキーで不満な3つのポイント
続いてネガな部分もチェックしていきましょう!
1:タンクバックがつけられない
のり:私はツーリングでは毎回ツーリングマップルでルート計画を立てて、ツーリング中もツーリングマップルを持ち歩くほど愛用しているのですが、モンキーだとタンクバッグがつかないので、ツーリングマップル(リングタイプの大きい方)が入らないんです。
ーー僕はツーリングマップルを使ったことがなく、スマホ頼りなので想像できなかった悩みです
のり:私はスマホは最終目的地の到着予定時間を参考にする程度ですね。ルートはツーリングマップルを眺めている時間がバイク乗っている時と同じくらい楽しいので、スマホだけだなんてもったいないです…!
ーー例えばどんなことがマップルを使っていて楽しいのですか?
のり:ツーリングマップルには名所が沢山載ってて、そこに一言コメントがあるんです。「美しい絶景」とか「新鮮な海鮮丼が楽しめる」とか。で、それが本当なのかを答え合わせをしに行くのが楽しんです。
ーーなるほど!!
のり:あとは、、、土地勘が無いと地図を見てもどんな道かわからないですよね。実際走って初めて現地がわかる。そのわかった時が楽しいんです。マップルのエリアで知らない場所がだんだんと知っている場所に変わっていくのが本当に楽しいんです!
2:大きな道では身の危険を感じることも
のり:モンキーはご覧の通り小さい車体なので車からの視認性が低く、パワーも無いので大きな道では身の危険を感じることもよくあります。
ーー車体も軽いので怖そう・・・
のり:怖いのでなるべく幹線道路は走らないようにしています。50ccなので走っているとよく追い越しされますが、特にトラックの風圧でふわっと持っていかれるのは慣れないです。
ーー何か対策とかはあるのでしょうか?
のり:モンキーに乗るときはなるべく派手なものを着るようにしています。視認性を少しでもあげたいので。
3:運転は意外とむつかしい
のり:パワーがないなぁとアクセルを一気に開けると簡単にフロントが浮いたんです。あとブレーキの効きが弱いですね。リヤブレーキなんてほとんど効かないので運転は少し難しいと感じるかも?
ーー乗車姿勢や乗り味的に長時間は辛いですか?
のり:街乗りでは信号待ちの度に足を地面につけているの気にならないですが、長時間乗る場合は姿勢や足も曲げっぱなしなのでやや辛いです。ただ、長時間乗っていてもシートはふかふかなのでおしりは痛くならないです。
ーー他にモンキーで悩みはありますか?
のり:正直もう少しパワーが欲しいですね。あとスマホなどを充電できる電源が欲しい。ただこのモンキーはいじりたくないのでここは割り切っています。
ーー最後にもう一つ悩みがあれば教えてください!
のり:そうですね。モンキーで一緒に走ってくれるツーリング友達がいない。ってことでしょうか涙 私のバイク仲間は大型バイクが多いのでモンキーだと気を使わせちゃいますし、やっぱり同じ50ccで走ってくれる人が欲しいです。
ーーモンキーオーナーなんて多そうですけど、意外と見つからないんですね
のり:私が知っているモンキーでツーリングする人って80ccにボアアップしている人や、玄人すぎて(モンキーで冬の宗谷岬アタックする人とか)私なんて相手にしてくれない人ばかりなんです涙
のり:50ccはおもちゃですが80ccはバイクだと感じるくらい別の乗り物だと思っているので、ぜひ50ccで!一緒にツーリングしてくれる人を探しています!!
まとめると・・・
- タンクバックがつけられない
- 大きな道では身の危険を感じる
- 操作がむつかしい
- モンキーで一緒に走ってくれるツーリング友達がいない!
モンキーのおすすめなカスタム
のりさんにとってモンキーは特別なバイクでありノーマルこそが正義なので「カスタムは基本的にしない」とのことでした。
ただし、積載を増やしたり便利にしたりと、ロングツーリング用にいじっているようです。
これ、モンキーのリアに無印良品のアルミ洗濯かごをタイラップでくくりつけているそうです。本人曰く「道の駅で人参とか大根買って帰れるなんて最高じゃないですか!」との事。
また、黒板をマウントしてステッカーを貼ったり、カナビラでビーチサンダル・帽子をぶらぶらさせたりと旅感がすごい。完全にツーリングバイクですね。あと、泊まりツーリングの場合にはバイクカバーも持参していくそうです。出先での盗難は怖いとの事。
また、ハンドル周りには脱いだグローブやモバイルバッテリを入れたりできるよう、プラスチックのコップをマウントされてます。
かっこよかったりデザイン美!みたいなバイクだと生活感があるアイテムって似合わないと思っているのですが、なぜかモンキーだとこういうアイテムも愛嬌に感じてしまうのが不思議。愛されてますね!
燃費
モンキーの燃費や給油して走れるのはどのくらいの距離なのでしょうか?
のり:燃費おおよそ60km/lです。とても燃費が良いのですがガソリンタンクが3Lなので180kmくらいしか走れません。
モンキーのタイヤ交換は意外と高い!
のり:モンキーって原付だしタイヤ交換も安いかと思いきやタイヤの取り外しが大変だったりするせいか、バイク用品店でもほかの原付と比べてモンキーは工賃が高いんです。チェーン調整も意外と難しいようですのでメンテナンスは全てショップでお任せしています。
まとめ
まとめると・・・
バイク情報 | Hondaモンキー 50thアニバーサリーモデル |
走行距離 | 約4500キロ |
良いところ |
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気になるところ |
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インタビューした人
- 名前:のり
- 愛車:Honda モンキー 50thアニバーサリー
- バイク歴:二年半
- ブログ:ソロライダー肉山 のりこのブログ
- 最後に一言:”ぜひ一緒にモンキーで富士山登ってみませんか?”
ぼっちバイカーのヒトコト
ぼっちバイカー
モンキーでツーリングしている人は至急のりさんのブログに凸するように